ひねもすのたり

日記のような、つぶやきのような、そんなブログです。夫が末期がん患者です。

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

たまたま、運良く。

ここのところ、主人の調子がすこぶる良い。 それは、本人の体感的なもの、外部から客観的に見たもの、そして医師の見立て、全てにおいてだ。 恵まれていることと思う。主人に選択された治療が、主人の身体に「たまたま」「運良く」ピッタリあっていたという…

病気のイメージ

がんって告知されると、どうしても「死」を意識しますよね。 nonbiring.hatenablog.com 前に、がん患者=死、と連想させるのは良くないのではないかと書きました。 そう書いたけど、告知された本人はやっぱりショックだし、「私、何年生きられますか・・・?」…

小林麻央さんの乳がん報道で思うこと

きっとみんな驚いたし悲しんだし、祈ったと思う。 でも、結局は「他人事」なんですよ。 一生懸命、相手の気持ちを想像力駆使して思いやっても、わからないものはわからない。 例え、海老蔵さんがあの記者会見でステージをはっきり明言していたとしても、彼女…

がんであることを、周囲に伝えるかどうか 入院中編

記事タイトルの、このことに悩む場面が度々ある。主人ががんであると判明した頃はちょうど年末で、クリスマスだの正月だの、世間は浮かれモードで忙しなかったし、2人の子どもが受験生だったこともあり、友人も知人も親戚も、積極的に連絡をしてくるタイミン…

大腸がんステージⅣの主人のことと家族のこと。

夫が昨年末、がんと診断された。青天の霹靂とはまさにこのことだと思ったわけだが、半年ほど経過して、気持ちも暮らしも落ち着いてきている。 夫が「がんです」と診断されても、粛々と暮らしていくしかないわけで、仕事もあれば、食事の支度も、子どものこと…